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今、個人投資家の皆様に提案したい3つのこと マネックス・ユニバーシティ  代表取締役社長  内藤忍

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10月に入ってから不安定な相場が続いています。この間の短期の大きな相場変動で不安に陥り、どうしたら良いのかわからなくなってしまった人もいるのではないでしょうか。
投資を続けている限り、このような相場の変動はこれからも繰り返されます。大切なことは、このような相場が次にいつ来るかを予想することではなく、同じような事態が起こった時に落ち着いて対応できるようにしておくことです。そこで、これからも投資を続けていく人のために、提案したい3つのことをまとめてみました。

<提案1> タイミングを予想するのは、やめてはどうか?

市場の乱高下から再確認できたことは、投資のタイミングを当てることがいかに難しいかということです。相場の底を狙って投資資金を集中させることは、極めて困難で、そのようなことに労力を割くことが無意味であることが認識できたと思います。
マクロ経済の指標を見て相場の転換点を見つけることを個人投資家に提案している人もいますが、現実にはプロのエコノミストであっても見極めるのは難しいのです。とすれば次善の策として考えられるのが、「時間の分散」です。
1万円から購入できる投資信託を使ってドルコスト平均法を実践すれば、時間の分散をすることができます。

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<提案2> これからの資産配分について見直してみてはどうか?

もう1つはこれからの資産配分について再度見直しをしてみることです。今まで通り変更なし、というのも1つの選択肢です。一方で、例えば次のような視点から現状の資産の配分を微調整してみるのもあり、だと思います。例えば、

  新興国の経済成長が中長期的に期待できる。
  外国株式における新興国への投資の比率を今までより高めにしてみる。
  米ドルに対する信認が低下する可能性がある。
  外貨投資における米ドルの比率を現在より引き下げ、その分他の外貨の比率を上げる。
  商品価格は一旦落ち着いているものの、将来的に再び需給バランスから上昇する。
  コモディティ投信を資産の10%程度まで時間分散で購入していく。

資産を特定の投資対象に集中されるのではなく、見通しに応じて微調整していく。このような調整は高度で難しい投資手法ですが、自分が納得できる資産配分を常に維持しておくことが悔いの無い投資につながります。

<提案3> 今回の相場の経験を記録しておいてはどうか?

相場が乱高下する時には、誰でもエモーショナルになってしまうものです。特に相場の下落が続くとどこまで下がるのか不安になってしまうのは誰でも同じです。大切なのは、同じことが起こった時に同じ間違えをしないように、今回の経験を活かすことです。
例えば10月10日の急落時にどのようなことを考え、どのような投資行動を取ったのか。そしてそれは後から考えるとどこに問題があるのか。将来同じような状況になったらどのように行動すべきか。それに向けて今から準備しておくべきことは何か・・・。このように今回の経験をムダにせず、相場の動きとそれに対応した自分の行動を記録し、改善できる点を探しておくことです。将来その記録が、大きな価値を持つことになると思います。

終わったことは考えない

投資で既に発生している損失は過去に起こってしまったことです。原因を究明して次に活かすのであれば意味がありますが、単に嘆いたり後悔して落ち込むだけでは時間が勿体無いことです。「ナゼあの時こうしなかったか」ではなく「これからどうするか」を考えることが重要です。 これからも長期投資を続ける個人投資家の方がやるべきことは、短期の成果に一喜一憂するのではなく、続けられる「仕組み」を作り、それを淡々と継続することです。


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