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「生命保険」というと、「なんかうざったいな」とつい避けてしまいがちですが、金融市場で真剣勝負をして資産を増やすことに比べたら、自分自身の惰性と向かい合い、正しく選ぶことで資産を増やすことができる点においては、投資商品の選択よりもまずもって手をつけるべき類のものだと思います。
生命保険は世帯平均で年間53万円、20年では1,000万円を超す大きな買い物です。上手に選ぶか否かで、長期では数百万円の違いになることもあります。
だからこそ、即効性のある資産防衛策として、ご自身の生命保険をいまいちど見直して、無駄な保険料払いをなくし、1円でも多く貯蓄・運用されることをお勧めします。 必要な保障を確保しつつ保険料払いを抑制するには、以下の三つの方法があります。
1: 保障を必要な範囲に絞りこもう
必要以上に多くの保険に入っていませんか?たとえば、会社の福利厚生を調べてみると、高額の弔慰金や長期の休業補償が用意されており、その分、保険が不要なことがあります。民間の生命保険は公的な保障(遺族年金、健康保険など)や会社の福利厚生などをよく理解した上で、足りない部分を補うために入るべきです。
また、期間が長期にわたる死亡保険に入っている方。ご自身がリタイアされて高齢になったときにまで、保険金という形でご家族にお金を残す必要が本当にありますか?老後の生活資金は保険ではなく本来、資産形成を通じて準備すべきものですし、独立されたお子様に多額の保険金を残す必要があるのかも、よく考えるべきです。
私たちは、死亡保障はシンプルな定期死亡保険を、老後の資産形成ができるまで、お子様が独立されるまでなどの数十年、期間を限定して加入すべきと考えています。
2: 保険と貯蓄・運用は分けよう
生命保険に加入されたとき、投資商品を選ぶのと同じくらいの真剣さをもって、運用手腕やクレジットリスクを分析して保険会社を選ばれましたか?マネックス証券のお客様であれば、保険の原点に立ち返って保険は保障のみに絞り込み、貯蓄・運用のポートフォリオ管理については手数料を払って生命保険会社に任せるのではなく、ご自身でやられた方がよいのでは? 私たちは、保険は原点に返って「保障」に絞った「かけ捨て」にして、差額の保険料の貯蓄・運用はご自身の判断で行うべきと考えています。
3: 手数料が安い保険会社を選ぼう
生命保険は手数料が透明ではないので分かりにくいですが、営業マンの人件費や一連の事務手数料、広告宣伝費用などの多額のコストが保険料に上乗せされています。
たとえば投資信託では手数料が低い商品が良質であるように、生命保険も手数料が低いものが「良い商品」であると考えています。
従来型の生保の外交員による手厚いサービスを受ける対価として高い保険料を支払うことを選ぶのか、ご自身で納得いくまで手を動かすことによって低廉な保険料を選ぶのか。私たちは、生命保険も証券と同様、ネットで手軽に加入すべきと考えています。
生保だって、「損切り」が必要なときがある
生命保険を見直すにあたっては、「解約したら損」という思い込みを捨てる必要があります。他の投資商品と同様、どこかで「損切り」をすることも一つの選択肢と考えるべきです。
すでに保険に入られている方は、(1)上記の3つのポイントにしたがって自分に最適な保険ポートフォリオを考えてみて、(2)いま加入している保険を満期まで継続する場合の保険料の総額と保障内容と、新しいポートフォリオとを比較し、(3)ベストなプランを選ぶこと、をお勧めします。
大切なときに、大切な人を守るために入られた、大切な生命保険。資産防衛をひとつのきっかけとして、いまいちどご自身の生命保険を見直してみませんか。
※なお、生命保険を途中で解約するにあたっては、慎重に検討する必要があります。他の保険に乗り換えるのであれば、必ず新しい保険に加入してから、解約の手続きを行ってください。
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