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深野康彦氏が解説!投資信託の選び方
Q.
2007年に投資を始めた投資信託は含み損を抱えたままですが、昨年(2008年)暮れに購入した投資信託は、利益が出ています。2009年後半は再び、昨年のようなことが起こるのではないかと危惧しており、利益が出ている投資信託を売るべきか、どうか迷っています。いったい、いつどのように売りの判断をするのがよいのでしょうか。
株式市場の上昇が続いているときには、保有している投資信託をいつ売ったらよいですかとか、今回の上昇はいつまで続きますかなどという質問を度々受けます。さすがに、2008年は売り時の質問は減りましたが、2009年上半期のような新興国の急騰が起こると、いつ売ったらよいのかなどという質問が再び増えるかもしれません。ご質問にある投資信託の売り時はどう判断するのかですが、投資信託という商品の特性に注目する必要があるかと思います。
投資信託は少額から投資ができる、裏を返せば少額から売却もできる、つまり、購入した投資信託は一括でも、一部でも売却可能ということ
なのです。この特性を上手に活用して売却をするのがよいと思われます。
投資信託を始めとした価格が変動する金融商品は、一度にまとまった金額で購入すると高値づかみのリスクがあるため、何度かに分けて購入(時間分散)しましょうとよく言われます。同様に売る場合にも、少し価額が上昇したところで売ってしまうとあまり利益を得られなかったということになりかねません。
そこで
売る場合にも、たとえば買値より50%上昇したら、持ち分の30%を売却、同70%上昇したら持ち分の30%を売却……と続けていけば、どこかの時点で投資元本を全て回収することになる
のです。保有している残りの持ち分は投資コストゼロ=(取得価額 0円)で購入した投資信託なので、ずっと継続して保有できるのではないでしょうか。
もちろん、自分があらかじめ考えた水準まで基準価額が上昇すれば、残りを全部売却してしまってもかまわないのです。このような売り上がりをしていけば、投資信託を売却した後でさらに基準価額が上昇しても、もったいないことをしたと後悔することが少ないと思われるのです。
投資する時にどの投資信信託がよいかなとか、どのタイミングで購入しようかな等々、購入時には商品選びに時間を割くのですが、意外と出口、いわゆる売却の戦略をしっかり考えていない投資家が多いのです。
たとえば、国内株を投資対象とする投資信託を購入する場合、
どのくらいの収益を期待するのかをしっかり決めておくべき
だと思うのです。あるいは、中国などの成長著しい新興国の株式などを投資対象とする投資信託であれば、高い成長が止まったとき、言い換えればその投資信託を購入するときに描いたシナリオが変わった時にも、売却を考えるべきだと思われます。
また、長期投資=必ずしも長期間保有し続けなければならないというわけではありません。たとえば、10年以上運用しようと思って購入した投資信託が、購入後5年で運用目標収益を確定できた場合、売却して収益を確定し、その後5年間は安定運用をしても構わないのです。なぜなら、価格が変動する金融商品は、自分が決めた運用期間終了時点が、一番収益が高くなっているわけではないからです。
更新日:2009年8月31日
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上記に掲載された内容は、ファイナンシャルプランナー深野康彦氏個人の見解・予測であり、当社はその内容の正確性や完全性について保証するものではありません。
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当社は記載した銘柄の取引を推奨し、勧誘するものではありません。
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<手数料・費用等(税込)>
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